大好きな多肉たちを集めて寄せ植えにしよう!

多肉植物の寄せ植えが人気!

ホームセンターや園芸店などに行くと、可愛い鉢や完に寄せ植えされた多肉植物を見かけることがあります。カラフルでぷくぷくした多肉植物が寄せ植えされているのを見ると、思わず手に取って見たくなりますね。可愛い寄せ植えを作るには、もちろんセンスも重要ですが、どんな植物をどれくらい選ぶか、寄せ植えしたらどんな管理をするのかが大切です。

寄せ植えに適した入れ物

よくブリキの缶などに寄せ植えされているのを見かけますが、実際に多肉植物を寄せ植えするにはどんな入れ物が適しているのでしょうか?
最も重要なことは、鉢の底に水が抜ける穴が開いていることです。植物を育てるためには、必ず水を与える必要があります。あげた水がいつまでも溜まったままでいると、水が腐ったり、根が呼吸できなくなってしまったり、とても危険な状態になります。
植物の水やりの基本は、与えるときは「鉢底から流れるくらいたっぷりと」です。これは土の中に新鮮な空気を送り込んだり、土の中に溜まった老廃物などを洗い流す意味もあるので、そういった意味でも鉢底の穴は必須です。
ブリキの缶などに寄せ植えしてあるのは可愛いですが、直接ブリキの缶などに植え付けるのはやめておきましょう。ちゃんと底に穴の開いたポットや鉢などに植え、鉢カバーとしとしてブリキの缶などを利用しましょう。
鉢カバーを使用する場合、水やりの際はカバーを外して行います。特に多肉植物は過湿を嫌うものがほとんどなので、排水できないカバーを付けたまま水やりを行うと、根腐れのリスクが高まります。水やり後にカバーをかぶせるのは、鉢底から流れる水が完全に止まってからにしましょう。
どうしても排水できない容器を使用したい場合は、なるべく深いものを選び、底の方に厚めに軽石などを入れて、水はけがよくなるようにしましょう。それでも容器の中は過湿になりやすいため、土が完全に乾ききった状態をよくおぼえておき、水やりのメリハリをつけましょう。

寄せ植えにする植物の選び方

タイプを合わせる

多肉植物は成長するサイクルによって「春秋型」「夏型」「冬型」の3タイプに分かれます。タイプごとに管理の仕方が違うので、寄せ植えをする際は、できるだけタイプを合わせるようにしましょう。違う意タイプを寄せ植えすると、管理の難しさが格段に上がります。もし違うタイプを寄せ植えする場合は、「春秋型」と「夏型」や、「春秋型」と「冬型」といった風に、「春秋型」をベースに考えましょう。「夏型」と「冬型」の組み合わせはやめておいた方が無難です。

なるべく成長の遅いものを

多肉植物は、品種によって成長の仕方がまるで違います。大きさがほぼ変わらないもの、どんどん上に伸びるもの、横に広がっていくもの、子吹きして群生するもの、匍匐して長く伸びるものなど様々です。
成長が早いものを寄せ植えすると、すぐに伸びて形が変わってしまうので、トリミングや植え替えなど、頻繁にメンテナンスしなければならなくなります。そういう手間が好きな方はよいですが、せっかくの寄せ植えがジャングルみたいになってしまっても困ります。成長が遅いものであれば、上手に寄せ植えした状態で長続きするので、メンテナンスの手間が減ります。

多肉植物の組み合わせ方

正面から眺めることが多い場合

正面から眺めることが多い場合、手前に背の低いものを配置し、奥に行くにしたがって背の高いものを配置していくと、奥行きが出て立体的に見えます。小さな動物のフィギュアなどと一緒に配置すると、ジオラマのように楽しむことができます。

やや下の方から眺めることが多い場合

吊り鉢に植えたり、棚の上などに置く場合、必然的に目線は鉢より下になるため、植える植物にも工夫が必要です。手前側にセネシオ属やセダム属など、垂れ下がるものを配置し、奥に背の高いものを配置すると見栄えがよくなります。

上から眺めることが多い場合

庭や玄関など、足元に置く場合は、背の低いものを組み合わせると、上から見たときに見栄えがよくなります。色合いの変化を楽しんだり、岩や瓦礫などと組み合わせて、自然の姿に近付けたりして楽しめます。センペルビウム属やセダム属を組み合わせてオールシーズン屋外管理で紅葉を楽しめる組み合わせもあります。

寄せ植えが伸びすぎて乱れた場合

どんなに成長の遅い多肉植物だとしても、植物である以上は成長して大きくなります。寄せ植えにした場合、成長と共に最初の姿から乱れていきます。植え付ける際にある程度成長した後の姿を想定して組み合わせていきますが、それでも乱れた場合はメンテナンスの必要があります。
それぞれの植物が育ってくると、株間が混み合ってきて、風通しも悪くなり、根詰まりも起こしやすくなります。そのためひとつの種類の多肉植物を鉢植えにするより、寄せ植えにした方が管理は難しくなります。
背が高くなりやすい多肉植物は、背が伸びすぎた場合は好みの高さで切り戻すとよいでしょう。切った下の部分からは脇芽が出てまた違った姿に変わっていきますし、切った上の部分は挿し木用の挿し穂として使うことができます。また、セネシオ属やセダム属のように長く伸びていくものについても、好みの長さで切り戻してしまってかまいません。
子株を吹いて横に広がっていくものについては、ある程度子株が増えた時点で植え替えと株分けを行わないと、根詰まりを起こしやすくなります。
水を与えたときに、鉢底から出てくるまでに時間がかかる、いつまでも土の表面に水があって吸い込んでいかない、鉢底から根が出てきたなど、こうした状態がみられるようになってきたら根詰まりのサインです。植え替えと仕立て直しを行いましょう。

寄せ植えにオススメの多肉植物

セダム

セダム属の植物は、暑さや寒さに強く、乾燥にもよく耐え、初心者の方が最も育てやすい多肉植物のひとつです。たくさんの園芸品種も作られており、様々な色や形があるため、とても人気があります。また、品種によっては秋から冬にかけて、葉が赤く紅葉するものもあり、とても可愛らしい多肉植物です。
セダムはとても生命力が強く、葉挿しや挿し木で簡単に増えます。小型の品種も多いため、多肉植物を寄せ植えにする際に、すき間を埋めるために用いられたり、マット状に敷き詰めたり、用途が幅広いのも特徴です。
様々な品種のセダムだけを寄せ植えするのもとても可愛らしいです。「ちまちま寄せ」で検索するとたくさんの画像が出てくると思います。

センペルビウム

センペルビウム属は、一般的な多肉と異なり、比較的固くて薄い葉のロゼットを形成するものが多いです。耐寒性、耐暑性に優れ、乾燥にも強いため、雨の当たらない場所であれば一年中屋外で管理しても大丈夫なほどです。子株を吹きやすい品種もあるので、そういったものはあまり寄せ植えには向きませんが、子吹きしにくいものは寄せ植えしても管理は難しくありません。また、紅葉する品種も多いため、秋から冬にかけて色の変化も楽しめます。センペルビウムとセダムを寄せ植えにすると、軒下など雨の当たらない場所であれば、一年中屋外で管理できる寄せ植えになります。コンテナなどに寄せ植えして、ベランダに置いても面白いです。

エケベリア

エケベリア属は花のようなロゼット型で、あまり上に伸びません。そのため寄せ植えをする際には、あまりだらしなく型崩れしないというメリットがあります。
愛好家による自主交配も盛んなので、無数の園芸品種が作りだされています。葉の色や形状の選択肢が多いため、イメージ通りの寄せ植えを作る品種を見付けやすいメリットもあります。また、ロゼットの直径が数センチにしかならないものや、数十センチの大きさまで育つものもあり、用途に応じて選べるのも魅力です。

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カランコエ属は、上に伸びやすい植物なので、寄せ植えに立体感を出すのに役立ちます。手前に背の低いエケベリア、後方にカランコエを配置し、すきまをセダムで埋めるだけでもそれなりに見栄えがします。
ふわふわと細かい毛の生えた、月兎耳や星兎耳、福兎耳などの兎シリーズもこのカランコエ属になります。兎シリーズだけを寄せ植えしてみたり、兎シリーズの周りに小さなセダムを敷き詰めたり、寄せ植えにはよく使われる、とかく女性に人気の多肉植物です。
カランコエ属も葉挿しや挿し木で増やしやすいので、寄せ植えするときに余った部分は増殖用に使いましょう。

ハオルチア

ハオルチア属は、宝石のように透明感のある葉を持つオブツーサ系や、小さなアロエのような形のジュウニノマキ、玉扇や万象のように、プラスチック製品のような固い葉を持つものなど、品種によってその形状は大きく異なります。どれも成長が遅いため、寄せ植えにすると長い期間現状を維持できるのが魅力です。
品種によっては非常に高価なものもありますが、寄せ植えの主役として配置すると、全体的に豪華な雰囲気になります。
オブツーサ系のハオルチアは、日当たりが悪かったり水が多かったりすると徒長しやすいので、寄せ植えにする場合はハオルチアの機嫌がよくなる管理にした方が無難です。

まとめ

ひとくちに多肉植物の寄せ植えといっても、植物や鉢の選び方、組み合わせ方は百人百様です。選んだ植物の組み合わせによって、管理の方法は若干変わってきますが、タイプや産地が同じであれば、それほど難しくはありません。
植え付ける際は、大きいものから順番に植え付けていき、最後に小さなものですき間を埋めていくというやり方がまとまりやすいです。大まかなイメージを頭の中で作り、ある程度成長することを想定して組み合わせていくとよいでしょう。
多肉植物は生命力が強く、ちょっとくらい水をやり忘れても枯れることはありません。また、挿し木や葉挿しで簡単に増やせます。お気に入りの多肉をどんどん増やして、皆さんのセンスと個性で素敵な寄せ植えを作って楽しみましょう。

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