小ぶりでトゲトゲ!でもどんどん増える元気なアロエ!不夜城の育て方

アロエ・不夜城の基本情報

分類:ススキノキ科アロエ属
学名:Aloe nobilis
原産地:交配種

アロエ・不夜城の特徴

不夜城は、比較的小さなアロエで、三角錐のようなぷっくりとした歯の両サイドに、のこぎり状のとげがあります。Aloe mitriformisとAloe brevifoliaの交配種とされており、性質としては両種とほぼ同様です。Aloe brevifoliaは「竜山」という和名もあります。アロエは主に南アフリカ周辺が原産で、多肉植物の分類としては夏型とされています。
不夜城は、よく子吹きして増えます。どんどん増えます。鉢がすぐにいっぱいになるほど増えます。小さな鉢で育てている場合、数年で鉢がいっぱいいっぱいになります。もともとそれほど大きくならない品種なので、少しずつ鉢を大きくして群生させても見応えがありますし、株分けして増やしても大丈夫です。
夏型の多肉なので当然暑さにも強いですが、寒さにも比較的耐性があるように感じます。

アロエ・不夜城の育て方

用土

水はけの良い土を好みます。市販の多肉植物やサボテン用の用土でかまいません。水やりの頻度を調整すれば、花や野菜用の土でもよく育ちます。

水やり

一年を通してやや乾燥気味に管理します。春と秋は用土が乾ききって数日経過したくらいに鉢底から流れるくらいたっぷりと与えます。

肥料

肥料を与えると子吹きしやすくなります。植え付けるときに緩効性の固形肥料を混ぜ込んでおけば、特に追肥しなくてもよく育ちます。

置き場所

太陽が大好きな植物です。一年を通してよく日に当てましょう。ただし、真夏の直射日光や長時間西日の当たる場所に置くと葉焼けします。葉焼けしますが枯れることはありません。

夏の管理

アロエの原産地である南アフリカ周辺の夏は、雨が少なく乾燥した時期ですが、気温が15~25度程度と、それほど暑くなりません。それに比べると日本の夏は気温も湿度も高すぎるため、いくら夏型の多肉植物とはいえ夏場は育成が緩慢になります。そのため夏場は肥料を与えず、できるだけ乾燥気味に管理します。

アロエは丈夫な植物ですが、枯れる原因のほとんどが水のやりすぎによる根腐れか、冬の寒さではないかと思います。夏は土がすぐに乾くので、つい水やりの回数を増やしてしまいがちですが、育成が緩慢ということは、それほど多くの水を吸い上げないということです。不夜城だけでなく、ほとんどのアロエは水をやり忘れたくらいでは枯れないので、やりすぎるくらいならやらない方がましと覚えておきましょう。

不夜城も他のアロエと同じように、太陽が大好きな植物です。一年中よく日に当てた方が丈夫になりますが、長時間真夏の直射日光にさらされたり、毎日強烈な西日が当たるような場所に置いておくと、葉焼けして葉の先端から茶色く枯れこんできます。ただこれも、言い方は悪いですが、それだけのことで、株そのものが枯れることはありません。多少葉焼けしたとしても、夏場も良く日に当てておいた方が、丈夫になって冬越ししやすくなる気がします。
今手元にある株は、小さめの鉢に植え、水はけの良い土を使用しているので、土にはそれほど多くの水を溜めこみません。そのため日の当たる場所に置いて雨ざらしにしておいても根腐れしたことはありません。お住まいの地域や置き場所の環境にもよるとは思いますが、葉焼けはするものだと諦め、ガンガン日に当てて雨ざらしにしておくという育て方もありだと思います。この場合も、鉢が小さいため、水切れには注意が必要です。葉が萎びてきたくらいで水を与えても枯れることはないので、株の様子を見ながら水を与えましょう。

冬の管理

アロエの原産地である南アフリカ周辺は、冬に雨の日が多くなります。一度に降る量は夏より少し多い程度ですが、雨の日は月の半分くらいにもなります。気温も10度を若干下回る程度までしか下がらないので、日本の冬に比べたらだいぶ気温は高いです。
不夜城は葉がとても肉厚なので、強い寒さに当たると霜焼けでブヨブヨになってとろけていきます。そのため最低気温が15度を下回る頃から徐々に水を切りはじめ、最低気温が10度を下回るくらいになったら屋内に取り込んで、5度以上の温度が維持できる場所で越冬させた方が無難です。
冬は水分の蒸散も減り、成長も止まるため、水やりの回数は極力少なくしてます。どの植物もだいたい同じことがいえますが、水やりを減らして乾かし気味に管理していくと耐寒性が上がります
春から秋にかけてよく日に当て、雨ざらしで体力をつけてやっているせいか、加温しないガラスのケースに入れて屋外で越冬させても、特に枯れこむこともなく春まで元気にしています。
キダチアロエは大きな株なら関東以南で露地栽培も可能です。房総半島辺りでは、海岸付近で野生化したキダチアロエが元気に越冬しています。不夜城も場所によっては地植えで育てられるかもしれません。

アロエ・不夜城の増やし方

実生で増やす

不夜城は春になると、花茎を立ち上げて花を咲かせます。花は細長いつぼのような形で、濃いオレンジというか朱色に近い色です。花は自家受粉もするようです。興味のある方はご自身で受粉させて種をとって実生で増やしてみるのも面白いかもしれません。ただ、労力を考えると、子株から増やすのが圧倒的に楽です。

子株から増やす

不夜城は、放っておいても株元からどんどん子株が出てきます。また、長く育てていると下葉が枯れ、茎が立ちあがってきますが、そうなると株の上の方からも子株が出てきます。このように姿が乱れた場合、上の方を切って新たな株として仕立て直した方がいいです。
仕立て直すときは、伸びた茎の上についているロゼットの下で切り、切り口を数日間しっかり乾かします。切り口を乾かしたら、そのまま土に挿しておけば数週間程度で発根してきます。残った茎の部分はそのまま植えておけば、脇芽が出たり、子株が出てきたり、まだ楽しめます。仕立て直しを行うときに、同時に子株を分けると作業が簡単です。
茎が立ちあがらず、群生して鉢がいっぱいになった場合、鉢のサイズを大きくして植え替えを行うか、株分けをして植え替えるとよいでしょう。適当な大きさで切り分けて、切り口をよく乾かしてから植え替えますが、あまり細かく分けてしまわない方が植え替え後の調子はいい気がします。
どのような分け方をする場合も、切り口はしっかり乾かすということは忘れずに行ってください。不夜城は見ての通り葉が肉厚ですが、茎もしっかりジューシーです。切り口を乾かさずに植え付けると、すぐにそこから雑菌が入って腐ってきます。
不夜城はよく子吹きしますが、急に育成が緩慢になったり子が出なくなったときは、根詰まりを疑ってください。鉢が根でいっぱいになると、成長が止まったようになります。その場合は鉢から抜いて、古い根や傷んだ根を切り落としてから植え直しましょう。鉢の大きさや株の大きさにもよりますが、2年もしたら鉢が根でいっぱいになると思います。

まとめ

不夜城はアロエの中では比較的小型の品種で、小さな鉢でもある程度の期間は育てられます。鉢がいっぱいになったら株分けしたり仕立て直したりしながら、小さく可愛らしい姿のままとどめておくこともできます。頑健で暑さや寒さにも強いので、多肉植物初心者の方にも扱いやすいと思います。葉はトゲトゲですが、サボテンのようにしっかり刺さるようなトゲではないので、素手で扱っても大丈夫です。ただし、食用のアロエではないので、食べない方が良いでしょう。

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