ふわふわでタンポポの綿毛のようなサボテン!マミラリア白星の育て方

マミラリア白星の基本情報

分類:サボテン科マミラリア属
学名:Mammillaria plumosa
原産地: メキシコ

マミラリア白星の特徴

サボテン科の中でも最大勢力ともいわれるマミラリアの仲間で、学名はマミラリア・プルモサですが、その姿から園芸名は白星といい、うさぎのほっぺという名前で流通していることもあります。ホームセンターなどで比較的手軽に入手できるので、お目にかかったことのある方も多いかと思います。

白星の特徴は、一目でわかる通り、ふわふわの容姿です。多くのサボテンたちとは異なり、優しい羽毛のような真っ白い毛で覆われています。目で見て癒され、なでてさらに癒されるという、ペットのような存在です。本体は他のサボテンたちと同様緑なので、ふわふわの毛をどかしてみると、その緑色の肌が見えてきます。
原産地はメキシコ北部で、冬でも最低気温が10度前後の比較的暖かい地域に自生しています。真夏は最高気温が35度くらいなので、日本の夏と同程度です。降水日数は日本と同程度ですが、降水量は半分程度なので、このことからも乾燥に強いことがうかがわれます。つまり、育成環境は、10~35度程度の温度と、ある程度乾燥した環境ということになります。

マミラリア白星の特徴として、もうひとつあげておきたいのが群生です。マミラリアは比較的成長が早く、子株を出して群生します。ひとつの球体は、最大6~7センチになり、その周りに次々と子株を生じ、40個程度にもなるようです。
徐々に鉢を大きくしながら植え替えて、大群生を目指してみるのも面白そうです。

マミラリア白星の育て方

用土

白星は蒸れに弱いので、夏場に土がしめったまま長期間過ごさなければならないようだと、すぐに枯れてしまいます。市販のサボテン用の用土で問題ありません。ご自身で配合する場合は、小粒の硬質赤玉土や日向土を多めに配合し、水はけがよくなるように調整してください。

水やり

育成期が春と秋なので、春と秋は土が乾ききったらたっぷりと与えましょう。寒さには強いので、冬でもある程度水は与えた方が調子がよさそうです。蒸れには弱いので、夏場の水やりは春や秋よりも控えめで、土が完全に乾ききって数日経過したくらいで与えれば大丈夫です。ただ、これも具体的に何日に1回とか、月に何回ではなく、植わっている土の状態によって調整が必要です。

肥料

植え付けや植え替えの際に、元肥として緩効性の固形肥料を用土に混ぜ込んでおけば、特に追肥しなくても大丈夫です。多肥にすると徒長したり、肥料焼けで枯れたりするので、肥料の与えすぎは逆効果です。サボテン用の固形肥料が売っているので、それを用いるか、元肥を与えない場合は、サボテン用の液肥を規定量与えるのも良いでしょう。

置き場所

一年を通してよく日に当ててください。白星はふわふわの白い毛におおわれているので、真夏の直射日光に当ててもめげることはありません。ただ、雨に当てると蒸れてしまうので、雨に当たらない場所というのが前提です。

夏の管理

白星の敵は、暑さよりも湿度です。夏場でもガンガン日に当てて大丈夫ですが、雨の当たらない軒下などに置き、風通しの良い状態にしておきましょう。水やりの頻度は、土が乾ききって数日経過したくらいで大丈夫です。与えるときはたっぷりと与えますが、与えた水が数日で乾ききるくらい水はけの良い土に植わっていることが前提です。与えた水で一週間以上も湿度が保たれているようでは、白星にとって良い環境とは言えません。 夏場に断水して管理する場合は、朝晩の涼しい時間に、霧吹きなどで葉水を与えるとなんとなく調子がいいような気がします。

冬の管理

ふわふわの毛で覆われているせいか、なんとなく寒さに強い印象がありますが、実際寒さには強いです。どちらかといえば夏よりも冬の方が管理は簡単な気がします。寒い時期でも緩やかに成長するので、完全に断水するのはやめておきましょう。春から秋によく日に当てて健康を保ち、冬に乾燥気味に管理してやると、耐寒性も上がります。関東でも加温しないガラスのケースに入れて、屋外で越冬していますので、0度くらいまでは耐えられるようです。自信がない場合は屋内に取り込んで、日当たりの良い場所で5度以上をキープしてやると安心です。

マミラリア白星の増やし方

サボテンの専門店に行くと、群生した大株が高額で販売されていることがあります。そういったものを購入するのも良いですが、やはり自分の手で大株に育て上げていくのも魅力的です。
小さな株を購入するか、親株から子株を作って成長を楽しみましょう。マミラリア白星の増やし方は、実生と株分けです。

実生で増やす

白星は株が成熟してくると、晩秋から冬ころに白い花を咲かせます。ピンクでも赤でもなく、真っ白いふわふわに白い花を咲かせるところがニクいです。この白い花が運よく受粉すると、ピンク色の実ができます。完熟すると、中にはたくさんの種が入っているので、これを蒔きます。

細粒の赤玉土のように、水はけと保水性の良い土の上に種を蒔き、覆土はしません。乾燥しないように腰水にしておくか、ケースにふたをしておきましょう。早ければ数日で発芽します。
発芽後は直射日光を避け、用土が乾燥しないように腰水で管理するのが無難です。小さな実生苗は、乾燥するとすぐに根が弱ります。そのくせ高温多湿で蒸れると、すぐに溶けて消えてしまうので、夏越しには注意しましょう。できるだけ風通しの良い明るい日陰で、適度な湿度を保った状態で育ててください。カビが心配な場合は、ベンレートで防カビしましょう。規定量で薄めてスプレーするか、腰水の水に使うと簡単です。

ある程度の大きさまで育ったら、親と同じ土に植え替えて成長を楽しみましょう。管理も親と同じでかまいませんが、株が小さい分身体に蓄えられる水も少ないので、親よりも水やりの頻度は多くします。あまり大きな鉢に植えると、用土が乾くまでに時間がかかるので、株の大きさに合わせた鉢を使用しましょう。

子株から増やす

白星は成長と共に、株の根元から子株が出てきます。その子株を親から分けて新たな株として育てるわけですが、これも人によってやり方はさまざまです。一番間違いないのは、親株ごと鉢から抜き、弱った根や古い土を落とし、ある程度根の付いた子株をカッターなどで切り取る方法です。この方法だと、子株には最初から根が付いているので、植え付けたあとは親株と同じ管理でかまいません。親株から切り取ったあとは、切り口が完全に乾ききるまで待ってから用土に植え付けましょう。その辺に転がしておけば大丈夫です。この方法だと、親株を植え替えるタイミングでできるので便利です。

親株を抜かない場合は、子株をカッターで切り取るか、もぎとってもかまいません。同じように切り口を完全に乾かしますが、そのあともまだ土には植え付けません。そのまま転がしておくと、切り口だった部分から根が出てきます。暖かい時期でも数週間、寒い時期なら数か月かかるので、あまりいじりまわさずに気長に待ちます。根が出てきたら親と同じ用土に植え付けますが、まだ根が貧弱なため、水を吸い上げる量が少ないです。しばらくは親よりも水は控えめで管理しましょう。

まとめ

マミラリア白星は、丈夫で育てやすく、トゲが変化したふわふわの毛は、触れてもやわらかくて痛くありません。見た目の可愛らしさと触れたときのあたたかさは、まるでペットと触れ合っているような気にさえなれます。小さなものは丸くて可愛らしく、群生してくると迫力もあり、色々な姿を楽しむことができます。
お近くのホームセンターなどで見かけた際は、ぜひ優しくなでてみてください。きっと白星のとりこになりますよ。

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